カフェオレとは？

カフェオレは、ブリューしたコーヒーとスチームミルクを通常は同量合わせて作るもので、上に泡をのせることはしません（ただし、店によってはのせる場合もあります）。ベースとなるコーヒーは、一般にフレンチプレスかドリップで、ミルクは蒸気で温めたものを使います。カフェオレとミルク入りコーヒーは違います。後者は、ブリューしたコーヒーに冷たいミルクまたは粉末ミルクを加えたものです。

「カフェオレ」の意味は？
フランス生まれのカフェオレは、直訳すると「ミルクを入れたコーヒー」です。「オレ（au lait）」はフランス語で、ミルクを入れて作ることを指します。一般にはコーヒーと温めたミルクを同量ずつ合わせて作られ、一口ずつゆっくり味わうのにぴったりです。

面白いことに、世界にはカフェオレに似たコーヒーが数多く存在します。ポーランドの「kawa biala」、ドイツの「milchkaffee」、ハンガリーの「tejeskávé」、オランダの「koffie verkeerd」、ブラジルの「café com leite」などです。その中でもニューオーリンズのカフェオレは、ひときわユニークです。コーヒーにチコリを入れることで独特の苦味が生まれ、濃厚なコクも感じられます。このコーヒーは、コーヒー豆が不足していた南北戦争時代に生まれました。少ない豆を長持ちさせるため、チコリを混ぜて飲むようになったのが始まりです。