「生徒には還暦超えた方も。ネイルはやりたいと思えばいつでも始められる」
もともと、初めからネイリストになろうと目指していたわけではなく、ファッションやデザインへの興味を入り口に、自ずとネイルの世界に導かれていきました。
高校卒業後、趣味で自分の洋服を作っていたこともあり、服飾の専門学校の体験授業に参加したんです。
その中で、自分がやりたいイメージと現実にギャップを感じ「ネイルであれば自分のデザインをもっと表現できるかも」と、ネイルスクールの体験授業に行ってみたことをきっかけに、この世界に飛び込むことになりました。
それから2年弱でネイルスクールを卒業したあとはネイルサロンで勤務し、その後自分のお店を持って、ネイルサロン店を7年ほど経営しました。現在はお店のサロンワークのほかにも、雑誌撮影やメーカーさんとのお仕事、ネイルスクール講師のお仕事もいただけるようになり、ネイルの可能性を伝える機会がぐっと増えたことが何より嬉しく感じています。
現在、講師をつとめるスクールの生徒さんには、主婦の方や還暦を超えた生徒さんもいらっしゃって、やりたいと思ったら、いつでも始められるのがネイルの良さだと、つくづく感じます。
私の指導方針は、まずは上手い人の技術をきちんと見て、自分と何が違うのかを理解してもらえるようにすることから。最初は、自分でうまい下手の違いはわかっても、どの工程を直せばうまくなるのかがわからないと思うので、なるべく工程の要素を分解して、論理的に伝えることも心がけていますね。
それと同時に、「こうするべきだ」と教えたとおりの型にはまっていては技術力は伸びないので、生徒さんたちの個性も大切にしながらレッスンをすすめるよう心がけています。